父親の入院先への行き帰り、せっかくのまとまった時間でもあるので、たまには最近の翻訳小説を、ということで。
『姿なきテロリスト』リチャード・フラナガン/渡辺佐智江訳(白水社) 評論家の山形浩生が好意的に取り上げていたこともあって、読んでみた。 以下は版元である白水社のサイトにある本書のページからの引用。
スリラーもの、になるのだろうけど、描かれるのはまさしく「現代」。 最初、なんだか焦点の定まらないようなストーリー運びに違和感があったものの、後半にいたって、主人公ドールに募っていく恐怖のリアルさと展開の疾走感が鮮烈だ。ドリームワークスで映画化が進行中だというけど、たしかに映像的な展開ではあるかも。 最後に、印象に残る箇所をひとつだけ引用しておく。 ドールが捜査当局から逃げ続ける中で目撃したシーンに関する記述。
by t-mkM
| 2009-11-20 00:51
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