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週末の探書報告

今週半ばから出かけるため、この週末は初参加となる
  「下町ハイファイ古本市」@東陽町ダウンタウンレコード(DTR)
に向けて、本選びに値付けにと準備に追われていた。
しかし、そうはいっても気になる週末の古書展。貴重なる仕入れの機会でもあるし…。

ということで週末の土曜午後、いつ降り出すのやら空模様が気になりつつも、久しぶりに「五反田遊古会」@南部古書会館へ行ってみた。

1階の帳場に赤いドリルさんがいたのでご挨拶。1階をひと回りして会計し、2階へとあがる。棚を眺めながら流していると、とある単行本のタイトルが目に入る。
『快楽その日その日』安岡章太郎(新潮社)
「おぉ、探していた本ではないの」と、さっそく手に取る。
探し始めてまだ日が浅いものの、意外なところで突然に見つかるものである。
そういえばこの日、2階では坪内祐三さんに遭遇した。

つづいて翌日曜日。
「少しは暑さが和らいだか?」といった頃合いの午後遅く、DTRさんでもらってきた「下町ハイファイ古本市」のチラシをお願いするべく、古書ほうろうさんと古書信天翁さんへ行くことに。
古書信天翁への道すがら、谷中銀座の混雑を避けようと裏道から行ってみると、この暑いのにも関わらず、長い行列が…。見れば、かき氷屋の「ひみつ堂」さん。いやはや、いまだもってすごい人気。
古書信天翁に行く前、店頭(というか階下にある)均一本の箱を見ていたら、これまた探していた本が。
『007 カジノ・ロワイヤル』イアン・フレミング(創元推理文庫、1963)
思いもよらぬ連日の探書本のゲット。
(ただ、探していた本は今回の古本市とは関係ないのだが)

暑いなかでも遠征した甲斐があったというものか。
古書ほうろうさんでも少しだけ購入。
いまにも降り出しそうになった空模様を見ながら自転車をこいでいると、雨がポツポツ。かろうじて本降りになる前に、濡れながら自宅へと帰る。

いやはや、ラッキーはつづかないものである。
by t-mkM | 2013-07-30 01:27 | Trackback | Comments(0)


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