このところ聴いたCDのなかで「これは!」と感じたものの1枚。ロックでもジャズでもなく、ボーカルものでもなくて、こんなヤツ。
『オルケスタ・デル・ビエント〜風の旅団・劇中音楽集』(いぬん堂、2003) http://inundow.shop-pro.jp/?pid=746903 (ただし、現在売り切れ中だとか) ちなみにアマゾンを覗くと、ナント12000円(!)で中古が出ている。 「風の旅団」と言っても、ワタクシも知らなかったし、知っている人のほうが少ないだろうから、CDのライナーで解説を書いている宇田川岳夫という方の文章の冒頭を引いてみる。
収録されているのは全32曲。 とはいえ、どれも1〜3分ほどの短い曲ばかり。もっとも新しい1991年の「進化のテーマ」から始まり、時代を遡っていく構成。録音場所はもっぱらメンバーの自宅や稽古場、公民館。unknownという表記も多々あるのだけど、リマスターを施したのか、録音自体は良好で思いのほかクリアな音で聴くことができる。 そして、クリアに聴けるがゆえに、これらの音楽が実際に芝居で使われていた場面を、ぜひとも観たかったよなぁ。もはや適わない思いだけど。 CDのライナーにはもう一人、F.M.N.sound factoryの石橋正二郎という人も寄稿していて、その中に故・篠田昌巳による「うまい人と一緒にやってちゃんと出来るのは当たり前だし嬉しいけれど、うまくいきそうにない人達と一緒にやってうまくいくと、スゴイ楽しいんだよね。」というコトバが引かれている。 その当時、関係者のなかでどういうやりとりがなされていたのか、その一端がしみじみと伺えるようだ。
by t-mkM
| 2014-03-19 01:24
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