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「ブックカーニバル in カマクラ」、いよいよ8日(日)です!

関東をはじめ甲信越・北陸地方も梅雨入りとかで、さっそくジメジメとした天気が続いてますが、明後日の8日(日)、「ブックカーニバル in カマクラ」が開催されます。

「ブックカーニバル in カマクラ 2014」
  日時:6月8日(日)10時~(古本市は16時まで)
  場所:第1会場 由比ガ浜公会堂(鎌倉市由比ガ浜2-7-21)←古本Tはここで出店! 
     第2会場 長谷公会堂 (こちらでも古本市があります)
     第3会場 古民家スタジオ・イシワタリ(本談会、喫茶など)
  詳細は公式サイトを→ http://bookcarnival.jimdo.com/

予報によると、いまのところ天候はイマイチのようですが、晴れてくれることを願って。
梅雨の中ではありますが、お誘い合わせてご来場くださいますよう、よろしくお願いします。
ご来店、お待ちしております!


以前に読んだ本として取り上げたブレイディみかこ氏の『アナキズム・イン・ザ・UK』。
ご本人による同名のブログはいまでも継続していて、最新(6/2)の記事を読んでいたら「ほう、なるほど」と感じ入った箇所があったので、ちょっとメモ。

「第19回 ウヨクとモリッシーとサヨク」
http://www.ele-king.net/columns/regulars/anarchism_in_the_uk/003840/
以下、このエッセイの最終段にある部分からの引用。

 「“フェア”な移民制限や“レイシストでない”移民制限などない。我々は移民制限に反対する。我々は、我々の出自や、我々またはその親が何処の国で生まれたかということや、肌の色、何語を喋るかということで人間の存在を非合法にする全ての法律に反対する」

 ケン・ローチの政党レフト・ユニティのポリシーにはシンプルにそう書かれている。移民を一切制限するな。とは、このご時世にアナキーどころかキチガイ沙汰だ。

 が、このポリシーの後半部分には、移民として18年生きて来たわたしには打たれるものがある。

 政治というものは、本来、この「打たれるもの」がコアにあるべきではないのか。

 それは古い言葉で言えば「思想」でもいいし、「社会は、そして人間はこうあったほうがクールだ」という個人的な美意識でもいい。

 「弱者が可哀そう」とかいうヒューマニズムばかり強調しているから左翼はダメになったという定説がある。が、わたしは全くそうは思わない。寧ろ真逆で、 誰もポリシーの根本にある揺るがぬもの、妥協など入る余地のない美意識を語らなくなったから政治は人を動かすことができなくなったのだ。

 UKのみならず欧州全体が右傾化しているのは、人々がそうした妥協しない何かを右翼の中に見たような気になっているからかもしれない。

 社会の右傾化は、思想なき政治への民衆のライオットである。

by t-mkM | 2014-06-06 01:50 | Trackback | Comments(0)


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