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ひさしぶりの新宿にて

相方の提案により、自宅で使っているリビング・ダイニング兼用のイスを新調するべく、西新宿にある国産家具メーカーのショップに足を運ぶ。

気がつけば、いまのところに引っ越してきてすでに10年近く。そのころから毎日のように座っており、うち一つはもっと以前から使っていたものを引っ越し時に座面張り替えして使いつづけているので、まあどことなくくたびれてきているのも事実。
で、これまでにあれやこれやと検討してきた末、「ま、コレがいいのでは」という製品を決めていたので、最終確認のうえで注文することに。

無事に手続きが終わり、「ま、せっかく新宿まできたのだから」ということで、駅を突っ切って東口から3丁目方面にも足を伸ばすことにする。
ぷらぷら歩いてきたが、なんだか街ゆく人が多いような気がする。土曜日で祝日とはいえ、新宿っていつもこんなに人が多いのか? 新宿のメインエリアではあるけど、前へ進んで歩くのにも人のあいだを縫うようにしないとならない感じ。いやまあ、ホント、大げさで無く。

で、新宿通りの一本裏手、ディスクユニオンが2店舗ある、その間あたりに「BEAMS Japan」なる看板が出ているビルがあったので、なにげに入ってみた。
「Japan」とうたっているからなのか、生八つ橋など京都の菓子を売っているコーナーがあったりするが、とりあえず、エレベーターでいちばん上に行ってみる。

なにやら、「YACCO SHOW」なる展示が行われている。

“表参道のヤッコさん”ことスタイリスト・高橋靖子さんの展覧会「YACCO SHOW」が、1月14日より東京・B GALLERY (新宿 / BEAMS JAPAN 5F)で開催される。
高橋さんは、フリーランスのスタイリスト業として、確定申告の登録第1号となった人。

https://www.advertimes.com/20170105/article241695/
(会期は終了しているので、リンクは消えてしまうかも)

たしか、以前に古本屋で『表参道のヤッコさん』(アスペクト、2006)を入手したさい、「こんな人がいるんだ」と思ったのが知ったきっかけ。
この日、会場にはご本人もいらしていて、こちらがモノクロ写真の集まった展示を見ていたら、話しかけてくれた。なんでも、毎日会場にいるのだそう。見れば、来場者の誰とも気さくに話しをされており、その風貌や話しぶりや着こなしなど、身についた自然体の所作とでもいうのか、それが板について、さまになっている。

会場の展示を見ると、66年のビートルズ武道館公演のチケットとか、著名ミュージシャンのライブ招待状だとかあちこちにあって、ともするとイヤミな感じを受けそうだけど、そんな印象は不思議とまったくなくて、「へぇ」と素直に楽しめる。
現在、70代半ばのようだけど、こういうふうに年をとれるといいよなぁ、と感じさせるような人って(残念ながら)滅多にいないので、ちょっと感銘を受けた。

順次、階段を降りていくと、途中に「日本のポップカルチャー」がテーマの階があった。
目をひいたのはラジカセの展示、そして80年代あたりの風俗を撮った写真集がズラッとあったことか。また、ビームスが独自に編集したらしい、片岡義男の作品集も売っていた。30%オフだったので、名短編の呼び声もある「給料日」の入った冊子を買ってみた。


これ、さっそく翌日に読んだのだけど、再読した「給料日」もよかったが、『ミステリ マガジン』1968年10月号に掲載されたという「二十三貫五百八十匁の死」という短編、これがなかなか。タイトルが時代を感じさせはするものの、片岡義男って、この当時から優れた書き手だったんだなぁ。

いやまあ、なんだかんだで、たまには都会に出てみるもんだ、と思い知ったしだい。


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by t-mkM | 2017-02-14 01:12 | Trackback | Comments(0)
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