聖地巡礼:滝山団地へ行った秀逸ルポのブログ記事

最近、近年になく仕事のほうが立て込んでおり、ブログの更新が滞っている。
まあ、このところは1週間に一回程度のエントリがしばらく続いているし、それに比べれば「滞っている」というほどのもんでもなかろう、と言われればそうなんだが。

そうはいっても、ネットを徘徊するのは毎朝新聞読むのと同じようなことなので、つらつらとチェックしていると、先日、目にとまったブログ記事があった。
「Everything’s Gone Green」というタイトルのブログで、「滝山団地に行ってきた」というエントリ。

 先週末の3月11日、東久留米のあたりにある巨大団地、滝山団地に行ってきた。なんでかというと、聖地巡礼である。

という書き出しで始まるのだが、これはもちろん、次の本の「聖地巡礼」である。

『滝山コミューン1974』原武史(講談社文庫、2010)

単行本が出たのは2007年くらいだったか。
ブログ主曰く、「しばらく前に読んだ『滝山コミューン1974』という本がめちゃくちゃ強烈だったので、これは是非とも現場を見にいかねば!と思い、」友人と行ったのだとか。
どんな本なのか?というと、以下はアマゾンの内容紹介。

郊外の団地の小学校を舞台に、自由で民主的な教育を目指す試みがあった。しかし、ひとりの少年が抱いた違和感の正体は何なのか。「班競争」「代表児童委員会」「林間学校」、逃げ場のない息苦しさが少年を追いつめる。30年の時を経て矛盾と欺瞞の真実を問う渾身のドキュメンタリー。

かくいうワタクシも、この本には衝撃と言っていい印象を持った一人である。
単行本にまとまる以前に、『群像』での連載を読んで、キョーレツな読後感を残したことを、昔のブログにも書いたことがある。
http://tmasasa.exblog.jp/6344774/

で、聖地巡礼である。
このブログ記事、『滝山コミューン1974』を読んだ人なら楽しめると思うけど、もっとも「へぇー」と感じたのは次の箇所。

 話に聞いてはいたが、滝山団地の威容は本当に凄まじい。歩いても歩いても同じ形の建物がずーーーっと続いて建っており、しかも周囲の住宅街とは隔絶した立地になっているので、団地の中にいる限り団地の建物以外がほとんど視界に入ってこない。いけどもいけども団地。遠近感が狂いそうになる。

このあと、40年前から団地に住んでいるというおばあさんと遭遇して…、というくだりも興味深く、本の感想をふりかえりつつ、いろいろと思わせるところがある。最近のブログ・エントリの中では秀逸なヒット作だと思う。
『滝山コミューン1974』を読んだ人も、そうでない人も、読んでみるといいかと。
面白いよ。


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by t-mkM | 2017-03-29 01:00 | Trackback | Comments(0)
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