昨日、第136回芥川賞・直木賞が発表されました。
芥川賞は青山七恵さんの『ひとり日和』、直木賞は該当作無しとのこと。 http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200701160348.html 青山七恵さん、受賞おめでとうございます。 今回の結果は、事前の予想を裏切る意外な結果だったようですね。 いつも拝見している「書店員の話」でも、「びっくりした」と書かれていました。 記事を読んでいて目にとまったのは、いつもはそっけない評価しかしない、あの石原慎太郎氏がホメていること。驚きました。 直木賞の「該当作無し」に至った経緯も含めて、はやく選評が読みたいですね。 先日、本屋を行ったさいにPR冊子をもらってきました。 ふたつほど紹介しておきます。 『未来』2007年1月号(未来社)では、「追悼 木下順二」と題して交流のあった方々による追悼文とビブリオグラフィなどが掲載されています。追悼文を寄せている方には、菅井幸雄、日色ともゑ、天野祐吉、松谷みよ子といったお名前が見受けられます。 演劇やその周辺に興味ある方には、なかなか貴重な冊子ではないでしょうか。 それから、『月刊百科』2007年1月号(平凡社)を見ると、鹿島茂氏による「吉本隆明1968」という新連載が始まっています。 1回目のタイトルは、「吉本隆明はなぜ偉いのか?」。 ワタクシもそうですが、いまとなっては吉本隆明といっても、「吉本ばななのオヤジさん」というくらいの認知度がフツーなんではないでしょうか。(違うか) それでも本を読んでいると、時々は「吉本隆明」という名前にぶつかります。でも、この人のどこがどのようにスゴイ(スゴかった)のか、実感としてよく分からないんですよね。 鹿島氏によれば、 「...吉本隆明を再読するという体験を介して、戦後のターニング・ポイントである一九六八年の「情況」に吉本隆明をもう一度置き直して見えた「四〇年後の吉本隆明体験の総括」です。」 とのこと。 おもしろそうです。
by t-mkM
| 2007-01-17 23:38
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