このあいだ、(いつものように)だいぶ遅れて図書館から『ダンチュウ』2006年12月号を借りてきたら、”居酒屋煮込み”の記事があって、森下の「山利喜」が出ていました。記事によれば、ここの煮込みは「東京三大煮込み」のひとつなんだとか。(他のふたつがどこなのか、記事にはなかったのですが、どこでしょうかね?)
ということで、昨日の土曜日、さっそく? Kとふたりで行ってみました。 開店は夕方5時ということで、ちょっと早目、4時半すぎに店に向かったのですが、すでに行列が数十人。こんなに人が並ぶ居酒屋なんて、初めて目にしました。いやー、驚きました。 それでも、しばらく待つのかと思いきや、開店してそれほどたたずにカウンター席に座ることができました。2階もあるようなので、収容人数はけっこうある様子。 注文したのは煮込み(玉子入り)にこれまた定番らしいガーリックトースト、クレソンサラダ、大っきな大根煮、チーズグラタンなどなど、こういう居酒屋には珍しい樽生ギネスもいただきました。 お値段的には、まあ「大衆酒場」というほど安い! とまではいきませんけど、ほどほど。また、酒・肴のメニューからしても、「居酒屋」としてフツーにイメージするようなもの、たとえばジャコおろしとかマグロブツなどは置いていないようですし、居酒屋というよりも「下町的和洋混合ビストロ飲み屋」とでもいった感じでしょうか。 いまどき、貴重なお店です。 飲み屋といえば、先日のエントリでも取り上げた、 『東京居酒屋探訪』大道珠貴(講談社)を読了。 月一回、担当編集者らと訪ね歩いた居酒屋エッセイ。 ただ、お店それ自体に関係する記述は、まあ半分くらいで、あとの半分は酒にまつわる話だったり、むかし語りだったりします。でも、この居酒屋とは直接関わらない部分の文章がなんともしみじみとしていて、よい感じ。作家・大道珠貴の人となりが文章を通してじんわりと伝わってきます。これまで未読の作品も読みたくなります。 就寝前にちびちびと読んでいたのですが、この本の場合、それこそ居酒屋のカウンターで、燗酒でも飲りながら読むのがいいかもしれません。 今日は書店で、本屋大賞のフリーペーパー、「LOVE書店」をようやく入手。デザインもふくめてよい感じですね。
by t-mkM
| 2007-03-11 21:57
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