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日本語能力?

先日、エントリに書いたSankei WEBの記事の続きがあるようなので、読んでみました。
【大丈夫か日本語−中】メール使う人ほど日本語力低い?
(「下」もあるようです)

もっとも興味深いと感じられたのは、つぎの箇所。

 独立行政法人メディア教育開発センターは昨年、大学生約1200人の1日平均の携帯メール送受信回数と日本語の基礎学力の相関関係を調べた。「中学レベル」と判定された学生の平均が1日約32回だったのに対し、「高1レベル」は約27回、「高3レベル」は約15回。送受信回数が多い学生ほど日本語テストの点数が低いという結果が出た。

 「言葉足らずなやりとりなので、送受信回数は増える。結果として、読書などの時間が削られ、語彙力の低下を招いているのではないか」

 調査を取りまとめた小野博教授(コミュニケーション科学)の分析だ。

この結果だけでただちに「携帯メールは日本語能力に悪影響を与える」とは言えないかもしれませんが、それにしても見事な相関関係ではあります。

ところで、内田センセイも日記で書いていましたが、携帯でメールを打つのって、うまくいかないことが多くてイラツキます。

まあ、たんにワタクシが不器用なせいかもしれませんが、ともかく携帯でメールを打つ時には、必然的に、「この用事を伝えるのに、どう書けばもっとも短い文章になるか」を意識して書かざるをえません。
ただ、どちらかというと、キーボードで文章を書くときよりも、携帯メールの方が、単語や「てにおは」の使い方を工夫するハメになる気がしますが、どうでしょう。

それでも、長文を書いたり読んだりする機会が減れば(しかも学生のうちから)、日本語の能力が身についていかないのは、やっぱりあたりまえかもしれません。
by t-mkM | 2007-05-09 23:58 | Trackback(1) | Comments(0)
Tracked from マナブならCOCOガイド at 2007-09-03 17:26
タイトル : はじめまして
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