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神保町の夜

昨日は仕事関連の研修会が永田町であったので、夕刻に終わってから皇居の周りをてくてくと歩いて、久しぶりに神保町へ。
それにしても、皇居周辺をランニングしている人、多いよなぁ。この時期、マラソンにはいい季節ではあるけど、まだ終業時刻になるかならないかの時間で、こんなに走っている人々が多いとは(しょっちゅうランナーとすれ違う)、ちょっと驚きだ。しかも、スピードがハンパでなく早い。
うーん、レベルが違うわい。

靖国通りの古書店が閉まるまで、まだちょっと時間があったので、新刊書店や田村書店など、めぼしいところを一回り。その後、「開運!なんでも・ふるぽん寄港市」をやっているブックダイバーへ。「おー、いま来たの? 買っていってよ。」というSさんの声を背に、じっくり各箱を見て回り、数冊を購入。
先日、文庫で読んだ『クワイエットルームにようこそ』がなかなかオモシロく、また文芸誌『文学界』10月号(だったかな)に掲載されていた松尾スズキのインタビュー記事を読んだこともあって、その松尾スズキの『同姓同名小説』を買ってみた。

その後、ダイバーの裏手にある立ち飲み屋「明治屋2nd」でビール。酒類はいろいろとあって、なかなかリーズナブル。店の中から、斜め向かいにある「ラーメン二郎」の行列が見えた。

ほろ酔い気分になって、その辺を歩いていると、ラーメン屋「さぶちゃん」の前に出た。この店、神保町へ定期的に来るようになった90年頃から気になっていたのだけど、いつも行列してるせいもあって、これまで入ったことはなかった。昨日は閉店が近い時刻だったためか、ちょうど座席がひとつ空いていたので(そうはいってもカウンターに数席しかないが)、ラーメン二郎の行列を眺めていたせい(?)もあって、「さぶちゃん」を知って10数年目にして、ようやく入ってみた。

注文したのは半ちゃんラーメン650円。
写真なども含めて、店の様子などはこの方のブログに詳しい。ただ、いっしょにカウンターの中にいたのは、女性ではなくて初老の男性だったけど。
ラーメンは細麺の、東京風の醤油味でわりとあっさりしている一方、チャーハンの味はかなり濃いめ。好みが別れるかもしれない。セットでバランスが取れている、という感じかな。酒を飲んだあとに食べるラーメンとしては、けっこういけるんでは。なかなか記憶に残る、ひかれる味です。(ただ、このトシで夜に食べるには、少々重いたいかも...)
by t-mkM | 2007-11-17 21:34 | Trackback | Comments(0)


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