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もろもろ

以前に参議院議員だった三人による鼎談。
『参議院なんかいらない』村上・平野・筆坂(幻冬舎新書)

タイトルからして「やめた国会議員があることないこと放言している類か?」と思いきや、まあ半分くらいはそういうところもあるけれど、どうしてどうして、それなりに読み応えがあった。
2005年の郵政選挙・郵政国会によって参議院は「2度死んだ」らしいが、その参議院をたて直す改革案というのが、なかなか興味をひく。たとえば、「予算と首班指名は衆議院の議決が自動的に優先するんだから、参議院は決算を重視しろ」とか、「参議院からは国務大臣は出さない」などなど。提案されている改革案には、憲法の改正が必要なものもあるけれど、「そもそも二院制とは?」という根本的なところから考えるきっかけを与えてはくれる本。

今日、Kは神保町の古書会館で開催されている「ガラクタ市」に行ったそうで、なにやらわりと古めの本を数冊仕入れてきた。
中には、『ポルノ解読辞典』(波書房)なんてのがあって、これがけっこう読みでがあってかつ実用的(?)。しかし、いくら71年の刊行だからとはいえ、ほとんど英和辞典のくせして縦書きというのは、見づらいことこの上ないなぁ。ちなみに、発売元は「医事薬業新報社」という、お堅そうな株式会社。この会社にはその昔、(趣味と実益を兼ねて?)こうした本を作ろうという編者がいたのだろうか。

そういえば、今年の一箱古本市の日程が決定している。
ナント、2日間の開催。
by t-mkM | 2008-01-22 23:37 | Trackback | Comments(0)


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