2017年 03月 15日 ( 1 )

「シン・ゴジラ」再び

昨年、劇場で2回観た映画『シン・ゴジラ』。
その総監督である庵野秀明が責任編集し、東宝が監修した記録全集がようやく昨年末に発売になった。この本、ずいぶん前から相方が図書館にリクエストしていたのだが、ようやく入ったようで、借りてきて見てみた。

『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』責任編集:庵野秀明(発行:株式会社カラー、2016)

定価が1万円を越えており、そのぶん、物量も巨大で重厚。
真っ黒で重厚な作りの箱入りで、最終版の脚本やカラー・イラストのポスターも付いている。そして本体のなんと分厚く重い(!)ことよ。ほとんど凶器だな、これは。

映画でも冒頭からしてスピーディな展開とその情報量に圧倒されたけど、こちらの記録全集も、映画以上にすさまじいまでの情報量で、ラストに置かれた庵野総監督の超ロング・インタビューに至るまで、読み応え(見応え)十二分のシロモノ。映画を観た人なら、これだけでもしばらくは十分に楽しめることうけあいである。
できるなら、これを眺めた上で、もう一度劇場で映画を観てみたいとあらためて思ったしだい。

もうひとつ。

映画『シン・ゴジラ』がヒットしてこっち、各方面で『シン・ゴジラ』について書かれた本や記事などが出ていたけど、一段落したかとおもいきや、こんな本が出ていたので、こちらも図書館で借りてきた。

『シン・ゴジラ論』藤田直哉(作品社、2017)

冒頭の「序」を見ると、著者は『シン・ゴジラ』を観て、「… 圧倒された。/何か、凄まじいものを観たという印象だった。」と語る一方で、「ぼくの胸に一番引っかかったのは、東日本大震災という現実に対し、このような虚構をぶつけることの意義である。」と疑義を呈している。

まだ読んでいる途中なんだけど、識者のツイートなども詳細に引用しつつ、さまざまな角度から論を進めていて、興味深い。はてさて、どういう「結論」になるのやら。



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by t-mkM | 2017-03-15 01:59 | Trackback | Comments(0)