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いける本、いけない本

よく行く書店で、今年になってから小冊子『いける本・いけない本』第11号を入手。
この小冊子、編集者や書店員、翻訳家といった方々がメンバーとなっている「ムダの会」が年2回出しており、発行は出版社のトランスビュー。「頒価200円」とあるけど、いつも無料でもらえている。
「ご意見はメールでお寄せください」とアドレスが記載されているので、関心のある人はこちらに問い合わせると分けてもらえるかもしれない。
メールアドレス:mudanokai*hotmail.com(*を@に置き換えてお使いください)

2009年4月〜9月までに出た本のなかで「いける本」「いけない本」を3冊づつ選びコメントを加えていく、というスタイル。わりと同じ本が取り上げられることが多いけど、その同じ本が評者によって「いける本」だったり「いけない本」になっていたりと、評価が分かれたりするところが面白い。ABCで5段階、なんていう微妙なものではなく、「いける いけない」という分かりやすさがキモか。

この11号でも、村上春樹『1Q84』、小熊英二『1968』などは複数の方に取り上げられているけど、評価は分かれている。その中でも、加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を「いける本」とした人が多く、目をひいた。

ちなみに、この小冊子に寄稿している方々のことは、こちらで紹介されている。
by t-mkM | 2010-01-14 00:21 | Trackback | Comments(0)


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