東京マラソンが始まってからここ数年、日常的にジムで走っている。(ちなみに東京マラソンに出たとか、出たいというわけではありません。そもそもこの時期は寒いし、花粉症の季節でもあるので)いつもiはPodで音楽を聴きながら走っているのだけど、「そんなことではいかん」という本が出たというので読んでみた。
『ランニングを極める アレクサンダー・テクニークで走りの感性をみがく』 マルコム・ボーク、アンドリュー・シールズ(春秋社) この出版社がランニングの本を出すことにちょっと驚くけど、春秋社のサイトに本書の詳しい紹介がある。 http://www.shunjusha.co.jp/running/index.html 日常的に走り始めたころ、金哲彦さんというマラソンのコーチが書いた『3時間台で完走するマラソン』(光文社新書)という本を読んで、「なるほど」と思った。それで実際に書いてあるアドバイスにそって走ってみると、けっこう楽に長時間・長距離を走れるようになった。金さんが出しているランニング本は数々あるけど、この『3時間台で完走するマラソン』がもっともお手軽・お手頃で、しかもよくまとまっているように思う。(とくに本好きの人には、ヘンに写真やイラストが大部分を占めているようなものより、論理的で説得力のあるこちらがオススメ) ただ、一定の時間・距離は走れるようにはなったけど、その先に行けないのだな。このところいろいろあって、まとまった時間を走ることができていないことも大きいのだが。 この『ランニングを極める』で印象的だったのは、上でも書いたけど、 「携帯音楽プレーヤを聴きながら30分間走り、あっという間に時間が過ぎて5分程度にしか感じられないとしたら、それは5分のトレーニングにしかなっていない。30分は30分として感じられるトレーニングをするべき」 とか 「ランニングではかかとから着地するのが望ましい、とされるが、かかとから着地すると前方方向に進む際のブレーキになる」 あるいは 「エンド-ゲイニング(end-gaining)=結果を出すことだけにとらわれる、という指向を無くすことが大事。結果に至るプロセスや手段に意識を向けて、そこでのムダや過度な緊張を取り除くことが重要である」 などなど。 (カッコ内は引用ではなく、ワタクシが勝手にまとめたもの) 「かかとから着地する」という点を除けば、金さんの本とそう大きな違いは無いのかもしれない。ただ、この本を読んで、ランニングのフォームに意識を向けて走ると、これまでと比べて走りのスピードが出しやすくなるように思えた。 ま、ただ単に「おまえが影響されやすいだけだ」ということかもしれないが。
by t-mkM
| 2010-02-03 00:20
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