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『ミュージック・マガジン』のアルバム・ランキングを見て

近所の図書館には「リサイクル本」というコーナーがある。
図書館はいくつかあるので、同じ雑誌や本を複数購入する。そのため、一定期間後に整理してダブっている本を「リサイクル本」コーナーで処分(=住民が自由に持っていってよい)している。

先日、その「リサイクル本」をのぞいたら、『ミュージック・マガジン』2009年6月号があったのでもらってきた。この号の特集は「アルバム・ランキング・ベスト100 1969年〜1979年編」。創刊40周年の記念企画最終回! とのこと。
この特集を見ていて感じたのは、「ロックってのは、やっぱりこの頃がいちばん勢いがあったんだろうな」ということと、「それにしても、この頃のアルバムってほとんど知らねーな」ということ。

ちなみにベストテンは以下のとおり。
1位:『アビイ・ロード』ザ・ビートルズ
2位:『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』ニール・ヤング
3位:『ザ・バンド』ザ・バンド
4位:『ゾンビ』フェラ・クティ
5位:『レット・イット・ブリード』ザ・ローリング・ストーンズ
6位:『血の轍』ボブ・ディラン
7位:『つづれおり』キャロル・キング
8位:『ジョンの魂』ジョン・レノン、プラスティック・オノ・バンド
9位:『スタンド』スライ&ザ・ファミリー・ストーン
10位:『暴動』スライ&ザ・ファミリー・ストーン

なんせ媒体は『ミュージック・マガジン』だし、しかも現時点でのランキングなわけだから、この結果は当時の人気や評価とはかなり違っているとは思うけど、どうなんだろうか。
さすがに『アビイ・ロード』を最初に聞いたのはずいぶん昔だけど、『レット・イット・ブリード』なんてイアン・ランキン『血のながれるままに』を読んでから聞いたし、キャロル・キングも『つづれおり』ではなくて『カーネギーホール・コンサート』(1996年)が最初だった。
ついでなので、11位以下20位までも。

11位:『彩(エイジャ)』スティーリー・ダン
12位:『明日なき暴走』ブルース・スプリングスティーン
13位:『トランスフォーマー』ルー・リード
14位:『マーキー・ムーン』テレヴィジョン
15位:『クリムゾン・キングの宮殿』キング・クリムゾン
16位:『ライヴ+1』ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ
17位:『Live At The Cheetah Vol.1』Fania All Stars
18位:『キャッチ・ア・ファイアー+2』ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ
19位:『コート・アンド・スパーク』ジョニ・ミッチェル
20位:『アガルタ』マイルス・デイヴィス

このうち、10代で聞いたことのあるのはスティーリー・ダンくらいか。
当時、まだガキだったんだなぁ、とつくづく思った。
by t-mkM | 2010-07-08 00:54 | Trackback | Comments(0)


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