昨日は昼過ぎから蔵前へ。
ここまで来たからにはペリカンのパンだ。が、すでに食パンは売り切れ、残っていた小ロールだけを買う。ぷらぷらと歩き、もうひとつの”名所”である御蔵前書房にも立ち寄り。店内に入ると、店主のオバサンに古本の市場についてやたら突っ込んだことを聞いてたオジサンがいた。古本屋でも開くつもりなんだろうか。 通りを渡って隅田川のほうに路地を入っていき、アノニマ・スタジオへ。 この日は「冬じたく展」。K(かんから)から、萬福亭のオリジナル焙煎珈琲豆を使い、(ワタクシは一箱古本市を通じてお知り合いになった)丹治さんがコーヒーを淹れると聞き、来てみたのだ。 この間、アノニマ・スタジオの名前はよく聞いていたけれど、実際に来たのは今日が初めて。Kからは「若い女性ですごく混んでいる」と言われていたけど、まさしくその通り。土曜日のせいか、周辺の通りにはほとんど人を見かけないけど、ここだけは若い女性を中心にとてもにぎやか。 「いやー...」と思っていると、一箱の助っ人などでお世話になっているYさんご夫妻とバッタリ。Yさんと「すごい混雑ですね」「一人だとちょっと入れないかも」などと話す。ワタクシは一人だったが。 「冬じたく展」というとおり、あったかそうなグッズや小物が並ぶ中、金沢よりオヨヨ書林さんが古本を出されていた。講談社文芸文庫や思潮社の現代詩文庫などがあり、68年刊行の『谷川雁詩集』を購入。目当てのコーヒーを飲もうとチケットも買ったものの、順番待ち。カフェ当番の丹治さんも忙しそうだ。 Yさんご夫妻と、Yさんの知り合いで曳舟や向島の古本市にも来ていただいたことのあるご夫妻といっしょに、会場の隅に陣取ってコーヒーをいただく。深煎りで香りも立っており、おいしかった。冬向きなのかな。 ミカコさんから「この先にあるカワウソというギャラリーでコクテイル書房の展示をやっている」と教わる。ギャラリー自体も面白そうなので、皆さんと向かうことに。通りにひっそりと出された看板を見つけ、古いマンションの2Fへ。 仕切りなどをとっぱらい、古材を張った床など全面的にリフォームしつつも、押入の棚や水まわりの戸など、いくつかは古いまま。ギャラリーだけど、流しが真ん中にあったり、現役の活版印刷機もデンと置かれていたり、なかなかオモシロイ空間。そしてなんといっても、窓の向こうにすぐ隅田川が見える、というロケーションに目をうばわれる。古いマンションといい、リフォームの感じといい、我が家と似ていることもあり、コクテイル書房の展示をそっちのけでギャラリーの方と話し込んでしまった。 *調べると、コクテイル書房の展示は18日までやっているようです。 http://news.outotsusha.info/ このカワウソの方から「こちらも古くてイイ感じですよ」と教えてもらった、並木藪そばのとなりにあるライオンというビルへ。ふだん事務所で入れないが、この日はスウェーデンのグッズ展示販売とかで一般の人も入れるとのことで、これも皆さんで行ってみた。 並木藪は知ってるけど、その隣にこんな古い洋風ビルがあったとは。入口を見上げると、文字が削り取られたであろう跡があったけど、以前は何のビルだったのか。 全体が白いトーンの会場は、その天井の高いこと。天井が高い建物って、それだけで贅沢な気分になれるように思う。こちらの会場も、アノニマにおとらず混んでいる。2Fではカフェ、3Fではスウェーデン映画の上映もやっていた。 ちょっと調べると、このビル、土日にイベントで貸し出しているらしい。 http://www.another-day.co.jp/book_cafe/event/ 町を歩くと、いろんな発見があるな。 皆さんとはここで別れて、ワタクシはふたたび川沿いに向かい、角打ちをやっている四方酒店へ。青森は桃川酒蔵というところのにごり酒をもらう。店主の方いわく、にごり酒はいろいろあるけど、ここ(桃川酒蔵)のがいちばん美味しいと思う、とのこと。値段も手頃だ。 つづいて、東武百貨店の脇を通って仲見世商店街をつっきり、ホッピー通りへ。 この通り、以前は混んでる店と空いている店の差が激しかったように思うが、最近はどの店も混んでいるように感じる。呼び込みのお兄さんお姉さんの声を聞きながら、まったく呼び込みしてない「正ちゃん」へ。例によって煮込みと酎ハイ。 このつづきもあるのだが、それはまた別の話し。 千駄木・よみせ通りイベントでの古本市 古本Tも出店します! 日時:2010年11月21日(日)10:00〜17:00頃 場所:「コシヅカハム」隣の立体駐車場 ※よみせ通りには、千代田線・千駄木駅、JR・日暮里駅、 千代田線&JR・西日暮里駅などが便利です。 よみせ通り商店会のサイト→ http://yomisedo-ri.com/ 主催:不忍ブックストリート 出店者など詳しくは→ http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20101104
by t-mkM
| 2010-11-14 23:40
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