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「伊勢太神楽の旅」@東中野・ポレポレ坐

月曜日、仕事を切り上げて東中野へ。
ポレポレ坐でのこんなイベントへ行ってきた。

 放浪芸探訪vol.1 『伊勢太神楽の旅〜加藤菊太夫親方を迎えて〜』
  ゲストのトークと映像によって、放浪芸の魂を探る
  ☆本橋成一撮影のスライドショー有り
 http://za.polepoletimes.jp/news/2011/01/2011221.html

このイベント、加藤菊太夫組の一員であり、また水族館劇場の役者でもあるSさんからお知らせをいただいたこともあり、参加してみた。
なんでも、23日に国立劇場で行われる文化庁主催の「国債民俗芸能フェスティバル」への出演、そして翌24日の赤坂・日枝神社で奉納の舞を行う、という日程に合わせて実現したトーク・イベントらしい。

用意されたDVDが途中からうまく再生されないアクシデントがあったものの、それでも、桑名市の増田神社で毎年12月24日に行われている奉納の舞の映像や、92年ごろに菊太夫組の一行が離島へ船で向かう記録ビデオなど、こんな機会でもないと見られないだろう映像は興味深かった。そして、何といっても、このポレポレ坐の支配人でもある本橋さんが昔に撮影したという、伊勢太神楽に関するモノクロ写真によるスライド・ショーは「へぇ」という画像の連続。若かりし頃の小沢昭一の姿もあちこちにあった。当時、小沢さんは実際に神楽の旅に同行したようで、獅子舞の手伝い(かな?)などをする姿も。
また次々と切り変わるモノクロ写真の折々で、コーディネートの方からの質問にぼそぼそとやや低い声でコメントを差し挟んでいく菊太夫親方の記憶語りもユーモラスだった。つづいて行われた篠笛の演奏も、御年70歳を越えていると思うと、なかなか。


帰りぎわ、本橋さんの写真を収録した新刊
『昭和藝能東西』小沢昭一監修・本橋成一写真集(オフィスエム)
も勢いで購入した。
by t-mkM | 2011-02-23 00:21 | Trackback | Comments(0)


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