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水族館劇場の博多公演壮行会

先週の水曜日、水族館劇場が5月下旬から行う「NADJA 夜と骰子とドグラマグラ」博多公演の壮行会が、都内某所にて行われたので参加した。

「NADJA 夜と骰子とドグラマグラ」博多公演の詳細は、以下にあるサイトのニュースを
http://suizokukangekijou.com/news/

壮行会ではまず、2月に九州大学総合研究博物館の倉庫で行われた博多プレ公演「機械仕掛けの糸姫」の記録映像DVDが上映。また博多公演の"さわり"とでも言えばいいのか、昨年秋の「公然たる敵」公演からつづいている芝居の視点を入れ替えて一歩後に引いたかのような、この日だけの短い芝居が演じられ、最後にはマディさんのギター伴奏による博多公演のテーマ曲?の合唱も。
この全員で歌う場面を見ながら(聞きながら)、「こういうシーンが見たかったんだなぁ」と、博多公演への期待はさらに高まるのであった。

またこの壮行会で、DVDの映像を見ながらハタと思い至ったことがある。

昨年秋に場所を変えつつ行われた「公然たる敵」公演から始まり、年末年始の寄せ場興行、2月の九州大学博物館での公演、そして博多の本公演へと続いていくこの間の水族館劇場の舞台は、夢野久作が「ドクラマグラ」を完成させるまでに、先行する様々な作品でドグラマグラの内容を(部分的にであれ)バリエーションしていくさまと共通しているんじゃないのか。そういう意味で、今度の博多本公演は水族館劇場にとっての「ドグラマグラ」となるのだろうか?(タイトルにも「ドグラマグラ」って入ってるし) 
壮行会でいろんな方と酒を酌み交わしつつ、そんなことを思っていたのだった。
by t-mkM | 2012-04-18 00:32 | Trackback | Comments(0)


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