いつものように、少し前に出た雑誌から。今回は『本の雑誌』2012年9月号。
この号の特集は「文芸誌とは何か、愛である」。 文芸誌とは何か? この特集では坪内祐三氏が、業界の人であっても『小説新潮』や『オール読物』のことを"文芸誌"と呼ぶことに驚いているけど(それらは小説誌)、文芸誌と言えば『新潮』『群像』『文学界』『文藝』『すばる』のことを言うらしい。 この特集では「わくわく文芸誌調査!」というのがあって、各文芸誌ごとに作家登場回数ベストテンというリストが載っている。 作家によっては特定の雑誌で連載を持っていたりするから、各文芸誌でみれば当然ながら登場回数ベストテンはかなり異なる。なので、総合ベストテンだけを以下に書き写してみるとこんな感じに。 1984−1988年の総合ベスト 1:中上健次 2:小田実 3:江藤淳 4:篠田一士 5:大庭みな子 6:辻邦生 7:石川淳 7:河盛好蔵 7:柄谷行人 10:井上靖 そして2007−2011年の総合ベスト 1:高橋源一郎 2:保坂和志 3:佐藤優 4:村上龍 5:松浦寿輝 6:加賀乙彦 7:椎名誠 8:矢作俊彦 8:奥泉光 10:宮本輝 「ほうっ」と思うのか、「意外なリスト」と感じるのか、まあ人それぞれだろうけど、80年代という時期に中上健次という作家は大きな存在だったんだなぁと、あらためて気がつかされた。
by t-mkM
| 2012-09-25 01:05
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