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「リバースエッジ 大川端探偵社」DVD-BOXがとどく

以前からテレビを持っていないわが家ではあるけど、”ドラマ好き”を自認するK(かんから)は、時おりパソコンでネットに上がってくるドラマを観ているようで、シーズンごとに「あれが面白い」「これがイマイチ」などと感想を言ってくる。
こちらとしては、そういう感想を「フムフム」と拝聴しながら、たまには「これはオススメ!」「観たほうがいい」とすすめられるままに、それらドラマを(なかば強制的に)パソコンで観たりはしている。

そんな中、この春〜夏にかけての深夜ドラマに「リバースエッジ 大川端探偵社」というのがあった。放映中からけっこう評判だったらしく、ネットを見ててもこのドラマのことを取りあげて「いい」というツイッターやらをけっこう見た。ネットにあがっている何編かを観たけど、評判のとおりたしかに面白い。なんと言っても、EGO-WRAPPIN’によるオープニングの「Neon Sign Stomp」がカッコいい。ジャズっぽく、しかもロックで昭和歌謡、ショボいようでしゃれているというのか。
そのうち、番組が終わらないうちから「DVD-BOXの発売決定!」というテロップが出てきて、そうこうするうちにアマゾンで予約受付が開始。
舞台となっている浅草界隈の街なみや風景をさして、「オリンピックでガラッと変わるだろうし、10年後には貴重な記録になるかもよ」などと、K(かんから)がドラマの面白さもふくめ、DVD-BOXの購入をしきりにすすめるので、アマゾンで予約購入。
で、ようやく昨日に届いたので、さっそく観てみた。

パソコンの画面でちまちま観ているのとはさすがに違い、細かいところまでじつによく見える(当たり前だ)。BGMで流れている音楽なんかも、パソコンでは聞こえていなかった楽器が鳴っていたり。また放映されたドラマがどんなふうに収録されているのか気になっていたけど、放映バージョンからCMだけを抜いて放映順に並んでいる、という感じか。

特典のDVDにはでメイキングの映像もある。
本編よりもザラついた「いかにもメイキングです」的な画面で、役者や撮影隊を追いかけて浅草のロケ地をあちこち巡っていくのがちょっと興味深い。撮影の中途で公園六区に「ドン・キホーテ」がオープンしていたり。
主演3人に対するインタビューもあって、その中で探偵の村木役であるオダギリジョーが、「原作はわりと放り出す感じというか、読者にゆだねるかたちで終わっている」みたいなことを言ってたのが印象に残った。

このDVD-BOXが届くちょっと前、原作である『リバースエッジ 大川端探偵社』の漫画を、神保町のよく行く古書店でまとめて安く買えた(漫画なんてあまり見ない古書店なのだが)。さっそくパラパラと読んだけど、オダギリジョーの言うように、ラストをさっと切り上げてあとは読み手の想像にまかせる、といった感じものが多い。
そんな原作を深夜になじむドラマに仕立てている脚本の妙や、登場する人物たちがいずれも漫画の原作に似ていること、などなど、原作を読むとDVDの味わいも深くなるような気がする。

しばらくはこれで遊べそうかな。
by t-mkM | 2014-08-21 01:42 | Trackback | Comments(0)


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