バレンタインとは何の関係もないのだが、さる14日、久しぶりに梅津さんのライブに行って来た。
『梅津和時プチ大仕事 2019』2日目 2月14日 (木)「人形たちの家」 出演:梅津和時(Sax, Cla)、 岩下徹(即興ダンス/山海塾舞踏手)、 山本由也(人形師) 、おおたか静流(Vo) どういう経緯だったか、もはや覚えてないけど、この人形師という方がちょっと面白そうだし、Pit innとしてはかなり変則な出演者でもあるけど、行ってみようかと。 早々にチケットぴあで前売りを確保した甲斐があって、十分に真ん中の座席を確保できた。 20時から開演。休憩をはさんで22時前には終わっていたか。 上のような内容で、一体どういう客層なのかと思っていたけど、ほぼ満席で、前半は立ち見の人もちらほらいたか。 基本、梅津さんはずっと出ていて、各パフォーマーの方々とのデュオだったり、トリオだったり。そして、前半、後半とも、ラストには4人揃ってのライブ。時には梅津さんが袖に引っ込んで、全く無音でのパフォーマンスが繰り広げられる、なんていう場面も。(ライブハウスでは稀有だ、と梅津さんが言ってたけど、そりゃそうだ) 梅津さん、アルトサックス、クラリネット、バスクラはもちろんのこと、ソプラノサックス(このところ見かけなかった)からフルート(こちらは初めて見た)まで、その上、ピアノの演奏もやってたのにはちょっとビックリ。さすが音大出のミュージシャンというか。 また、おおたかさんのボーカルも、かなり久しぶりに聴いたのだけど、声のハリとかツヤとか、変わっておらず、さすがだなぁと感じいった。 山本さんによる人形は、数体が”出演”。どれもかなり凝った作り(中も外も)の人形のようであり、山本さんが2本の腕で操っているだけなのに、けっこう複雑な動きをするし、照明の加減によっては妖しい感じにすら見えて、なかなか見応えあった。ただ、Pit innの座席が平らなので(ま、ライブハウスだし)、いかんせん、床に近いところで行われるパフォーマンスほど見ずらく、そこは少し残念ではあったけど。 そして岩下さんのダンス、息も全く乱れず汗もかかない(ように見える)軽やかさで、ずっと踊っていたけど、この技量や体力って、相当なものでは? それと、即興ライブにも関わらず、各パートの終わりでのダンスが、梅津さんやおおたかさんの演奏とうまくリンクしてエンディングするさまが印象に残った。 梅津さんのパフォーマーとしての幅広さを再認識させられた一夜であった。
by t-mkM
| 2019-02-19 01:27
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