人気ブログランキング | 話題のタグを見る

一箱古本市で売れた本(一部)

いまさらナンですが、一箱古本市でお買い上げいただいた本について、少しだけ思うことなどを。

『さよならの城』 寺山修司
古本市が始まって早々と売れていきましたね。さすが寺山修司、人気があるのかなぁ、と思ったりしました。
でも確か、買っていかれた方は、若い男性だったような。

『入門BCLブック』 山田耕嗣 監修
かつて、海外の短波放送を聴くことがブームだったことがあったんです。知ってます?(BCLとは「Broadcasting Listener」の略、つまり「放送を聴く人」の意)ワタクシもその流行に乗ったひとりでして、BBCやVOA(Voice of America)をはじめ、海外からの日本語放送を夜な夜な聴いてました。クラスにも同じような友人が何人もいましたっけ。
この本は、その当時、BCLの第一人者であった山田耕嗣氏による入門書で、毎年改訂版が出ていた様子。
買ってくださった方とお話をしようと思ったのだけど、なんとなく話しかけそびれてしまい...。でも、ありがとうございました。

『現代思想 臨時増刊 総特集=1920年代の光と影』
ふれあい館で行われた店主どうしの交換会で売れた本。
なかなか密度の濃い、読みでのある本ですね。買ってくださった方が、この本をずいぶんと長い間、ぱらぱらと熱心に眺めておられたのが印象的でした。
最近の『現代思想』は、この本のように大判での臨時増刊というのをほとんど見かけないように思いますが、どうなのでしょう。

『もうひとつの旅  山下清 画文集』 式場俊三 監修
これも店主どうしの交換会で売れた本。
手に取った方が、「どうしようかなぁ」と迷っておられたので、「勉強しますよ」と声をかけて値引きしたのでした。でもちょっと、勢い余って値引きをしすぎたかな。

『吉行淳之介の本』 吉行淳之介
KKベストセラーズのハードカバー。
このところ60年代を振り返るのが流行っているようです。吉行淳之介氏の本を目にする機会が多いように感じるのも、そうしたことが影響しているのでしょうか。

『完全写真図解 初夜新婚の性生活』 松戸尚
なんともすごいタイトルですが、いまとなってはユーモラスにさえ映る「写真図解」が笑えます。(図解の写真は人形なんです)
お買い上げいただいた方に、そっと、「買う気になったわけ」を聞いてみたいです。


これ以外は、後日につづく(かもしれません)。
by t-mkM | 2006-05-04 22:55 | Trackback | Comments(5)
Commented by rpf at 2006-10-31 16:00
入門BCLブック、買いたかったです。昔持っていたのですが人に貸したら無くされてしまい。
Commented by t-mkM at 2006-10-31 20:59
rpfさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。残念ながら、持っていたのはこの1冊だけでしたので...。でも、その当時買ったラジオ、ナショナルのクーガー2200は、いまだに現役です。
http://www.geocities.jp/radiokobo/national/2200.html
Commented by rpf at 2006-10-31 22:10
おお、クーガ2200ですか。羨ましい。当方は、クーガ1010を手に入れて BCL を始めたのが最初でした。もし、また手に入ったら教えて頂けるとありがたいです。
Commented by t-mkM at 2006-10-31 23:48
分かりました。古本Tの探求書リストに加えておきますね。もし手に入ったら、真っ先にお知らせしますので。
(なお、↑のURLは当方のものではありません。検索して見つけたものです)
Commented by rpf at 2006-11-01 10:19
ありがとうございます。ラジオ工房の内尾さんはとても有名な方ですので。個人的にもご好意を賜っています。53年度版に特に興味があります。


<< さまよいつつ、読書 連休初日 >>