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久しぶりの神保町

午後も遅くなっていたけど、いい天気なので、知り合いとの集まりに行くというKと別れて神保町へ。
今年初めて。久しぶりだ。

メインの靖国通りを一通り回ったけど、結局、小宮山書店のガレージ・セールで岩波書店が出していた雑誌『季刊 へるめす』の創刊記念別巻というのを見つけて、ほかに掘り出した2冊といっしょに買ったのみ。

この『へるめす』創刊記念別巻は1984年の出版。
目次を見ると「戦後の文学をどう考えるか」といったテーマで、大江健三郎、井上ひさし、筒井康隆が対談している。いまやこの顔ぶれでの対談は実現しないだろうし、話しもかみ合わないだろうなぁと思うと、当時は何を話していたのか興味がわいたので、買ってみた。

小宮山書店のガレージ・セールを出て右を見ると、確かにかつてあったはずの文省堂書店などの一角がまるごと更地になっている。すでに方々のブログなどで読んでいたとはいえ、長らく見慣れた光景がまるっきり変わってしまうのは、なんとなく寂しい。
あの吉本が進出するというし、いま神保町は激変期に来ているようだ。

すずらん通りに入り、書肆アクセスへ行くと『酒とつまみ』の第9号が。
つい先日、 『中央線で行く東京横断ホッピーマラソン』を読んだ勢い?もあって、つい買ってしまう。
この雑誌、タイトルどおり中身すべてが酒にまつわることばかりで、バカバカしいと言えなくはないのだけど、「飲むことが好き」という勢い(だけ?)で雑誌を出し続けているところがじつにスバラシイ。

帰りは御徒町へ回り、立ち飲み屋へ寄ってから帰宅。
飲んでいるときのつまみは、もちろん『酒とつまみ』。
by t-mkM | 2007-01-27 23:09 | Trackback | Comments(0)


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