例によって、1ヶ月遅れで借りてきた雑誌から。
『本の雑誌』7月号。 「創刊301号記念特大号!」と銘打たれているけど、前号を見るとたんに編集の都合で特大号が300号ではなくて301号になったそうで。この雑誌らしいといえば、らしい。 で、特大号の目玉はというと、「本の雑誌が三百号で紹介した三百冊」という特集。創刊号から三百号までに紹介した本を一号につき一冊ずつピックアップ、というもので、40ページにわたって延々とつづく分量に驚かされる。 『本の雑誌』創刊号は1976年4月。 字ばっかりの、そっけない表紙だ。この創刊号からは『幻のささやき』井口厚(朝日新聞社)が取り上げられてるが、知らないなぁ。 つづいて1978年の9号を見ると、「76年/泡坂妻夫、77年/谷恒生、とこの数年、年に一度すごい新人がデビューしてぼくらを狂喜させたものだったが、78年はさしずめ矢作俊彦にとどめをさす。」として、『マイク・ハマーへの伝言』(光文社)が。書いているのは北上次郎。 それにしても、この頃からすでに「いきなり今季ベスト1を」なんていう書きぶりだったんだな。ほかにも、「ぶっとぶ」とか「あと十日、待て。そうすればすごい本がでてくる」なんていう"北上節"も、いろいろと出てくる。 ところで、『本の雑誌』を初めて目にしたのはいつごろだったろうか? よく憶えていないけれど、たしか高校1年のころ、地元の西武デパート(いや、その前の西友だったか)に入っていた書店で見かけたのが最初だったような気がする。沢野画伯による、あのヘタウマの顔がかかれたシンプルな表紙だったのを記憶している。 それから、はや四半世紀か...。
by t-mkM
| 2008-07-30 23:25
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