2018年 03月 13日 ( 1 )

久しぶりの下北沢で椿組『毒おんな』を観る

先週末、ひさしぶりに下北沢へ。
数年ぶり? いやもっと? とにかく、久々である。小田急が地下化してからは駅を降りるのは初めて。

それにしても、駅はすっかり様変わりしたものの、街の感じは以前と変わらない印象。個人経営のような小さな店が、入りくんだ通りに並んでいる。「「ニーチェの馬」なんていうのが店名になるなんて、シモキタくらいでは?」とは同行者の弁。
で、この日、スズナリで椿組の舞台を観るために来たのである。偶然にも、知り合いのM夫妻らと同じ日、同じ回で舞台を観ることに。

椿組2018年春公演
『毒おんな』
作:青木豪 演出:高橋正徳(文学座)
2018年3月2日(金)~14日(水)18ステージ 下北沢ザ・スズナリ

それにしても、キョン^2だ。つい最近でもTVドラマで見ていた、あの小泉今日子が椿組の舞台、それも200人超の小劇場クラスの舞台に出るとは。いやもう、ただ驚きである。

会場は200人も入れば満席のキャパで、そこに補助イスまで出て超満席。今回、相方がいち早くネットで申し込んだせいか、舞台から自由席を経て一番前の座席で観ることに。

舞台は北海道の酪農農家。旅館?も営んではいるものの、一族経営の零細で、ボケた親を抱える酪農家夫婦と従業員、獣医や近所の居酒屋店主など、酪農家をとりまく人々も出てくる。その夫婦の叔父で輸入食材店を手がける役が、椿組の主宰者・外波山さん。今回、この外波山さんがなかなかいい味出していたのが印象的。小泉今日子とも、「老いらくの恋」で絡んでくる。

それにしても、小泉今日子!いやー、もう感服いたしました。
決して目立つというわけではない。けど、まとう空気が違っている、とでも言うか。
「オーラ」なんていうコトバは使いたくないけど、外波山さんはじめ、椿組の役者陣や客演の二人など、皆それぞれにウマいし熱演なんだが、明らかにほかの皆さんとは一線を画す何かが、キョン^2にはあった。手練手管を駆使して男たちをダマし、金を出させ、密かに消えていく…。そんな不気味でミステリアスな役どころを、物語の進展にあわせ、微妙に印象を変えながら演じる。舞台女優として十二分に存在感が感じられた。しかも、ラストの至っての展開がこれまたブラックなこと。

アイドル時代から芸能界で一線を張ってきたからなのか、それとも自身の鍛錬のたまものか、その辺は分からないけど、役者・小泉今日子のスゴさを、最前線の客席で堪能した2時間であった。


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by t-mkM | 2018-03-13 01:55 | Trackback | Comments(0)