2018年 10月 12日 ( 1 )

ゴーゴー・ペンギン、ライブの衝撃

先週、10数年ぶり?くらいに渋谷のクラブ・クアトロへ行った。

イギリス・マンチェスターのピアノ・トリオ、ゴーゴー・ペンギンによる、日本で初めてとなるライブハウスツアーで、7月だったかにチケット取ったもの。


以前、ブルーノートから出た『マン・メイド・オブジェクト』を聞いて面白いと感じ、現時点で最新作となる『ア・ハムドラム・スター』もよかったので、久しぶりにクラブ・クアトロまで足を運んだ、というわけ。


スタンディングだし、若い人ばっかりかと思っていたけど、ジャズという括りだからなのか、おじさん・おばさんもそれなりに。とはいえ、そこはライブハウス。開演前に流れてたBGMは、まさしくそんな感じだったけど。

18時開場、19時開演。会場についたのは18時半をすぎていたか。すでに前列エリアは人で埋まっていた。結局、会場の真ん中あたりで聞いた。キャパは800人らしいけど、さすがにそこまではいないにせよ、会場は満杯。


メンバーの3人、ほとんど話もせず、しゃべるのはもっぱらベースの人。といっても、曲名の紹介などは最小限だし、黙々と演奏する。しかも、ほとんどの照明がトリオの後方から当たり、スポットライト的なものもないので、メンバーが相対的に闇に紛れているようになる。ちょっと意外。


そんなトリオの寡黙さとは裏腹?に、会場はのっけから盛り上がっていたなぁ。ま、たしかに”のれる”曲ではあるけど。

ネットにある記事を見ると、


「踊れるジャズ」をアコースティック楽器でプレイするバンド・スタイルは、”アコースティック・エレクトロニカ・トリオ”と世界中で賞賛。
http://amass.jp/104713/


とある。

また、照明というか、ライティングが華やかなのにも、ちょっと驚いた。

曲に合わせて変幻していくライトの群れに、最初こそ「ちょっとうるさいんじゃないの」とも思ったけど、目まぐるしく変調する楽曲にもちゃんと歩調を合わせて変化していたし、トリオのメンバーだけでなく、ライティングのスタッフも連れてきているのか? と思うくらい。


この日、最新作である『ア・ハムドラム・スター』からの曲が多かったように思ったけど、CDで聞くよりもテンポが上がり、特にドラムの手数が多いように感じられた。

ちょうど正面に見えていたのがドラムだったこともあるけど、ドラムの人がとにかくスゴイ。その手数の多さに圧倒される。つっかかっていくような叩き方というのか、リズムの流れを微分して、その間にもスティックを叩いている、とでもいうか。


また、よくあるジャズのピアノ・トリオと比べると、ベースの音が大きく響いていると思う。しかも、よく”歌う”。弓で効果音のような音を出す使い方をよくするし、弦を弾く音とともに、低音でのメロディの響きが耳に印象的だ。


ゴーゴー・ペンギンの曲はどれもそうだけど、トリオ3人が過不足なく前面に出て演奏している。もちろん、ソロをとったりする曲もあるけど、ピアノ、ベース、ドラムが均等に響く。概ね、そういう感じ。また、黙々と演奏を続けるだけなんだけど、見ていて面白い。メンバー3人とも、決してイケメンではないし、格好だってラフでリラックスしているけど、絵になる。


ラスト、鳴り止まない拍手に応えてくれて、2度目のアンコールで1曲演奏してくれた。

ゴーゴー・ペンギンの三人、最後まで淡々と疲れも見せずに演奏するさまは、なかなか強烈な印象。久々のスタンディングで、ちょっと足が疲れたけど、世界はまだまだ広いよなぁ、と、改めて感じさせる一夜であった。


ちなみに以下、ゴーゴー・ペンギンの作曲などに関する興味深いインタビュー記事を見つけたので、メモしておく。

https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/gogo-penguin/1000001425


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by t-mkM | 2018-10-12 01:07 | Trackback | Comments(0)